非対面型サービス導入事業の採択状況は?

東京都のコロナ対策補助金である「非対面型サービス導入事業」はご存知でしょうか?

簡単に説明すると、コロナ感染対策のために今まで行ってきたサービスをリモートなどで非対面化するための費用を補助するといった内容の補助金となっていて、残念ながら現在の公募は終了しています。

さて、この補助金はHP上では8月3日以降に予定されていますが現時点で交付決定が大幅に遅れており、1か月以上たった今でも多くの申請者が審査中とのことです。

補助金制度の趣旨を考えれば、採択のあるなしに関わらず事業計画を進められれば何も問題はないのですが現実的には補助金が交付される前提で計画を考えられている事業者の方も多いかと思います。

 

 

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通知はいつ頃届くのか?

結局のところ、これが分かればほとんど問題はないのではないでしょうか。ただ個別の審査状況などの情報は一切答えてもらえないため困っている方が多いと思います。

審査の開始も遅いタイミングでの申請でも8月下旬ごろから始まっているようですが、申請する内容によっては審査期間が長くなることが予想されます。しかしながら通知自体は10月を割り込むことはなさそうとのことなので今月いっぱいには届くのでは思います。

 

 

補助対象期間に注意

この補助金制度は令和2年5月14日から10月31日までが補助対象期間とされており、その期間内に導入から経費の支払いのすべてを完了する必要があります。

そこで問題となるのが「採択通知」が届いてから計画を実行する場合です。

上記の通り10月31日までに支払いまでを完了する必要があるので通知が届くタイミングによっては計画実施期間が1か月もない場合が考えられ、すぐにでも計画を実行できるように準備をしておくことが大切です。

クレジット支払いは要注意

経費の支払いにクレジット決済も認められていますが、経費の引き落としが銀行口座で確認できることが条件です。

通常、締め日から引き落としまでは1か月ほどかかりますので、引き落とし日がいつなのかは要確認です。

 

クレジットが間に合わない場合は他の支払い方法の検討を

上記の通りクレジット決済の場合はその引き落としが確認できなければならないため10月31日までに引き落としが間に合わない場合は他の支払い方法を検討しなくてはなりません。

 

ただし以下の条件に注意が必要です。

 

・インターネットで振り込む場合は振込完了画面(又は振込履歴)と通帳(又は当座勘定照合表)の写しの2点提出が必要です。

・現金支払いの場合は税込み10万円以下で振込が困難な場合に限られます。

 

 

実績報告書の提出

採択通知が届いてもそれだけで補助金はもらえず、事業計画を完了した後に「実績報告書」を計画完了後の15日以内に提出しなくてはなりません。

ただし最終提出期限が令和2年11月13日となるので補助対象期間ギリギリでの計画実行となると報告書提出までもかなりギリギリに動くことになってしまいます。

この実績報告書へは経費明細や事業実施状況等を記載しなければなりませんのですぐに作成に取り掛かれるよう注文書や納品書、請求書などの必要経費書類は事前にしっかりと準備を行っておいたほうがいいでしょう。

 

最後に

補助金が交付されるから計画を実行したいと考えている方は非常に多いかと思います。

ただ採択されるか不明で通知がいつ来るかもわからない現状では今回の設備投資自体を諦めざるをえない場合もあるかもしれません。

お金のかかることなので仕方のないことですが、仮に採択された場合にタイミングが遅いという理由だけで事業を実施しないことは非常にもったいないことだと思います。

コロナの影響はいつまで続くか分からない現状ではありますので補助金の交付決定を待たずに計画を実行に移すというのも一つの手かもしれません。

 

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