【jGrants】補助金申請に必須。Jグランツとは?
令和元年度補正予算が成立し、「ものづくり補助金」をはじめとする様々な補助事業の公募が始まっています。
実は去年までの補助金申請と今年の補助金申請では大きな変更点があり、それが電子申請のみでの応募となる点です。(令和元年度募集「ものづくり補助金2次公募」は電子申請が必須でした。)
今年度より、その電子申請を行う新システムが「Jグランツ」であり、今後はほぼすべての補助金の申請がこちらのシステムを通して行うことが想定されています。
本日はJグランツの概要と電子申請について解説していきます。
コンテンツ
従来の電子申請とどう違うの?
従来の電子申請はミラサポ(現在はミラサポ+ へ移行)より登録を行い、ミラサポ上の画面で申請を行う形でした。
しかし、電子申請のみでの受付を行っていた前回のものづくり補助金2次公募の締め切り直前において、多数の申請が集中し、サーバーが長時間ダウンするという事態が起こってしましました。
この申請ステムであるJグランツではサーバーを米アマゾン社が提供するホスティングサービスAWSに変更し、情報処理能力が向上しています。
新システムの従来からの変更点
従来のミラサポからの電子申請では利用できる機能が申請手続きのみに限られており、採択後の実績報告はワード等の様式に自身で記入する必要がありました。
しかしJグランツでは 申請~実績報告の提出までを電子申請で行えるしようとなっており、さらに進捗確認、通知、事務局への問い合わせ確認などの機能が実装されていています。
Jグランツで申請できる補助金
現在Jグランツを通して申請する主な補助金は下記の制度があり今後も拡大される見込みです。
- 小規模事業者持続化補助金
- もづくり補助金
- 事業承継補助金
- IT導入補助金
等
また 新型コロナウィルスに関わる持続化給金などの支援金への申請はJグランツを通して申請する必要はありません。(給付金サイトより直接申請)
Jグランツの利用方法
Jグランツ自体は補助金等の申請システムとなります。
利用には別途 gBizIDプライムIDを取得する必要があり、この取得したIDで申請ステムへログインを行います。
gBizIDプライムIDについてはこちらをご覧ください。
ログイン後に申請したい補助金を選び、必要事項の記載と添付書類データのアップロードを行い申請します。
電子申請での申請はメリットが多い
申請書の記載ミスの防止
電子申請では提供されるプラットフォームに必要事項を入力する形で申請書を作成していきます。
入力フォーム上でのエラーチェックや自動計算機能により、記載漏れや単純な計算ミスなどを防止することが出来ます。
特に経費の精算部分では補助率や税率の計算などで記載ミスが多い部分でもありますのでとても有用な機能だと思います。
提出方法が楽になる
これまでの郵送での申請方法ではA4ファイルに申請様式と必要書類を綴じた物を複数部用意し、申請様式をデータ化したものを格納したCD-Rを送付する必要があり、申請作業自体が非常に手間のかかるものでした。
しかし 電子申請では、送信ボタンを押すだけで申請は完了します。
これは実際に申請を行ってみて感じたことですが、郵送での申請は書類準備だけでも思いの他、結構な時間がかかるもので送信ボタンを押すだけで申請が行える電子申請はとても楽でした。
まとめ
今後の補助金申請はJグランツでの電子申請となる。
Jグランツを利用するにはgBizIDプライムIDを取得が必要。
Jグランツでは申請の他に、実績報告、進捗確認、通知、事務局への問い合わせ確認などが行える。